福田紀彦オフィシャルサイト

福田紀彦オフィシャルサイト

文字サイズ

都市としての高度利用を考える

昨日、私のウェブコンサルタントである高畑さんの会社を訪問した後、勧められるがままに最近オープンした澁谷の「ヒカリエ」に行ってきました。

踏み入れて「ワッ―!楽しい」。ターゲットが女性中心のようなのでいささか恥ずかしかったのですが、各フロアーをぐるって見て回りました。そして、11階には展望フロアーのような視界の広がりで東京の南から西?にかけて良く見えました。

しかし、改めて見ると、渋谷から郊外側にはほとんどと言って良いくらいに高層ビルが建っていないことに気づきます。都内でもまだまだ土地の高度利用がされていないのが現状です。最近、川崎市内でも川崎駅西口や武蔵小杉駅周辺に高層マンションが建ち始めましたが、まだまだ本当に一握りです。

さて、こちらの写真を見て下さい。(六本木ヒルズ内の森ビルが所有するジオラマで、東京やニューヨーク、上海などがワンフロアーで一望できます)

こうジオラマを見ますと、いかにニューヨークの街に高層ビルが林立し、その隣には広大な緑(セントラルパーク)が共存しているかわかります。皆さんはどのようにお感じになりますか?

今年3月に森ビルの会長であられた森稔さんがご逝去されましたが、以前、森さんがめざす都市のかたち、思想を直接伺ったことがあります。「垂直庭園都市=vertical garden city」というコンセプトですが、私なりの理解は住宅やオフィス、店舗などを高層化、あるいは地中化して、そこでうまれた空間を庭園やイベンスペースなどに使って快適で文化的なまちをつくるというものです。六本木ヒルズはその典型的な例ですが、あの六本木ヒルズの敷地内の50%はオープンスペースで、緑が占めている割合(緑被率)は20%もあるそうで、これも驚きです。

「六本木ヒルズだから出来る」って思う人が多いと思います。当然、六本木という立地の良さもあるでしょう。しかし、このコンセプトは都市と言われるところであれば十分に応用できることだと私は思います。例えば、川崎駅東口の再開発の必要性は言うまでもありません。一言で今の状態をみれば「もったいない!」です。現存している商業ビルがバラバラに、それも小規模に立て直しをしている様子を見るにつけ、もったいないと思うのです。

川崎は羽田空港の玄関口、すなわち世界の玄関口としての都市機能、開発をしなければ折角の地理的優位性を発揮することが出来ません。再開発はもの凄い労力と時間がかかります。だからこそ、今からはじめなければならないのです。

また、経済的な効果だけではありません。超高齢社会時代の街づくりとしても重要な視点がここにあると思っています。昔までは何ら不便を感じなかったバス通勤や買い物も、夢のマイホームであった持家もちょっと荷が重くなってきた方々が沢山います。しかも、住宅地ですと30年~40年位前に一気に開発、分譲されたエリアが市内ではいたる所にあり、購入時の世代がほぼ一緒であることから地区ごと一気に高齢者地域になっているところが沢山あります。

まちづくりも、社会的に大きな転換期にきているのです。そんなことを考えている今日この頃でした。乱文失礼しました。

バックナンバー

プライバシーポリシー | サイトマップ

TOP

福田紀彦