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2014年10月
南武線新型車輌「E233系」出発セレモニー
2014-10-04

おはようございます。
今朝は運行開始の南武線新型車輌のE233系の出発セレモニーからスタートです。

武蔵中原駅は“乗り鉄、撮り鉄”の皆さんでごった返してます。

ご覧の通りの幅広車輌で、従来型よりも約1割多いお客さんが乗れますので、混雑緩和の一助になることを期待しています。

さぁ、今日も盛り沢山、出発進行!

「消防うどん」は絆の素
2014-10-02

川崎の消防署のランチの定番が「うどん」だというのを、ご存知ですか?

NHKで放送されている「サラメシ」という番組で、この「消防うどん」が取り上げられていたのをご覧になった方もいらっしゃると思います。

私のこの放送を見て、以前から気になっていたのですが、先日、川崎消防署の実地視察の機会に、「消防うどん」を署員の皆さんと一緒にいただくことができました。

「サラメシ」とは、「サラリーマンの昼食」のこと。番組ホームページには、次のような番組の趣旨が書かれています。

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サラリーマンの昼食(サラメシ)から、多彩な職業の人々の様々なランチまでつぶさにウオッチングして、ランチに隠された仕事へのこだわりや感動のエピソードなど、働く人の今を楽しく鋭く見つめます。
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まさに、川崎市消防局のこの「消防うどん」には、その背景に隠されたドラマがありました。

その前に、これが「本当に、うまい!!」のです。野菜や豚肉などの具だくさんのお汁に、野菜のかき揚げと自家製の秘伝のラー油を入れ、大盛りのうどんを付けていただきました。もちろん、すべてが署員の皆さんの手作りです。

横須賀などでは海軍カレーがまちおこしのグルメとして、市内のレストランでもメニューになっていますが、川崎でもこの「消防うどん」をお店で出してもいいと思ったくらいです。あるいは「消防屋」とか「火消し屋」というブランドで専門店を出してもいいかもしれませんね。

現在、川崎市には8つの消防署と28の消防出張所があり、約1400名の消防職員が日夜、146万市民の安全を守ってくれています。消防署では、消火訓練の「操法訓練」も実地で拝見し、さらには本物のホースで放水の実体験もさせてもらいました。このホースが、ずっしりと重いのです。さらに放水するとその水圧のすごいこと、身体全体で支えるのがコツだといいます。24時間勤務する消防署は、署員の生活の場でもあるので、署内には仮眠室やお風呂、洗濯場まで完備しているのです。

今回は、署員が手作りで食事を作る厨房にも入らせていただきました。若い隊員の皆さんがてきぱきと食事を作り、配膳する姿、そして、同じテーブルでモリモリとうどんをかき込む姿、こうした皆さんが私たちの街を守ってくれているのだと、改めて頼もしく感じました。

「うどんは乾メンなので保存が利きます。食事の途中で出動しても、戻ってからお湯を通せば、熱々が食べられます。その上、やはり体力を維持するために栄養たっぷりなのです。」

「同じ釜のメシを食べるというのは、隊員同士の連帯感、一体感を生み出す上で大切なことなのです。」との説明を聞き、命を張って市民の安全と生命を守る職場の、厳しさの一端を実感しました。

この時、3名の救急隊員の皆さんは、昼食時にも出動中で、一緒にうどんを食べることができませんでした。その隊員のために、ちゃんとうどんとお汁がラップされて、取り置いてありました。おつゆのラップには「Q² お疲れさまです」のメッセージが書かれていました。Q²は「救急」の意味だそうです。仲間への温かい思いやりなんですね。そこで、うどんのラップに、私も激励のメッセージをサインさせてもらいました。

今回、「同じ釜のうどん」をいただき、現場で身体を張って頑張っている消防職員の皆さんとの一体感を感じることができたように思います。「消防うどん」が隊員の皆さんの絆を深め、一糸乱れぬ行動に結びついていること知ることができました。

市民の皆さんにも、うどんを食べたときに「消防うどん」のこと、消防署員のことを思い起こしていただければと思います。

川崎を舞台にした幻の名画【暁の挑戦】
2014-10-01

久しぶりに映画デートしました。お相手は先日、敬老の日にお邪魔した施設でお会いしたやすこさん。

戦中、戦後と市職員であった当時の話をして下さり、とっても素敵な女性なのでお誘いしました。

その映画とは、現在金曜日までチネチッタで特別上映中の川崎を舞台にした幻の名画【暁の挑戦】です。
 
市制が始まった翌年の大正14年に川崎で実際に起きた火力発電所をめぐる“世紀の大喧嘩”を若林豪、渡哲也、中村錦之助などの豪華キャストで綴る昭和46年に公開された映画です。
 
長い間行方不明になっていたフィルムが今回発見され市制90周年にあわせて上映されています。
 
先週土曜日には主役のひとりである若林豪さんも舞台挨拶に来て下さいました。期間が短いのですが、チャンスがありましたら是非!
 
詳しくは↓
『川崎を「最幸」のまちにする男』(味の素「ノ・ミカタ」)
2014-09-27

味の素さんから素敵なプレゼント。

私もよくお世話になっている、飲み速攻レスキュー「ノ・ミカタ」のパッケージに私が登場!?

これは「ノ・ミカタ デコ」というものだそうで、ギフト用などで作る方が多いそうです。もちろん費用はかかりますが、皆さんも好きな写真でデザインできるそうです。

今回は『川崎を「最幸」のまちにする男』というキャッチコピーまでいれてもらってます。本当にありがとうございます。

川崎を「最幸」のまちにする男の名に恥じないように、これからも頑張ります!

「生(せい)の芸術」
2014-09-24

『芸術作品と芸術でない物の境目は一体どこにあるのか?』そんな、根源的な問いが投げかけられる展覧会でした。
先日、生田緑地の「川崎市岡本太郎美術館」を訪ねました。

「岡本太郎とアール・ブリュット 生の芸術の地平へ」の会場に入ると、目の前には、あのウルトラマンなどに登場するカネゴンを思わせるような(岡本太郎先生ごめんなさい!)作品『ノン』がドーンと迎えてくれます。しかしその両隣には、不思議なアフリカの彫刻(後でうかがうと「椅子」とのこと)があります。最初から、何かガツンというインパクトで向かってきます。

その左側には、巨大な赤や黄の色が「爆発」したような絵が壁面いっぱい広がっています。そして驚いたのはこの絵が93歳の現役画家、石山朔さんが描かれたということ。圧倒的なパワーがほとばしり出ています。

その先には、ちょっとカラフルな芋虫のような形や怖い顔をした人形がたくさん壁にぶら下がり、その両側には、アフリカのお面が同居しています。人形は大川誠さんの「makoot・マクート」たちでした。色とりどりのフェルトをつなぎ合わせ、一心に形を作っていく姿をビデオで拝見しました。その集中力には、鬼気迫るような迫力を感じました。このアーティスト・大川さんは、NPO法人コーナスが運営する施設「アトリエ・コーナス」にいらっしゃる障害者なのです。

さらには、滋賀のやまなみ工房の熊田史康さんの作品は、思わず笑ってしまいますが、トイレ・トイレ・トイレ、トイレのミニチュアばかりです。話によれば、熊田さんは、新しい場所に行くと、まずトイレに入り水を流すそうです。それで、ほっと落ち着くのだといいます。『そうなのか』なんとなく納得してしまいます。

会場では、さらに縄文土器が障害者のアート作品と一緒に置かれていて、それが不思議なくらいにマッチしているのです。最後には、川崎市立中央支援学校の生徒がワークショップで作った絵が、これまた「色の爆発」です。その場でも、来場者の皆さんが自由に色を付けて、思い思いのお面を作っています。(ここで使われているマーカーは、70%以上の社員が障害者である日本理化学工業の「キットパス」です。)

この企画展は、学芸員の仲野泰生さんによれば、岡本太郎の著書『アバンギャルド藝術』の一節に触発されて企画されたといわれます。この中で、岡本太郎は、児童画も未開の人々の絵も、ピカソなどと同等に価値を見出しているといいます。「アール・ブリュット」とは、美術の専門教育を受けていない人たちの芸術で「生(き)の芸術」「生(なま)の芸術」を意味しています。最近では、障害者のアーティストの作品も「アール・ブリュット」として紹介されることが多くなっています。岡本太郎の発想は、「芸術というものは、人間の根源にねざしたエネルギーが生み出すものであって、そこには定式も様式もなく、おのずから形づくられる形が生まれてくるだけ、それだけ素朴で自由なものだ。」(藝術新潮1978年7月号)がもとになっています。その発想は、「アール・ブリュット」につながり、さらには、それを越えるものなのかもしれません。

この企画展は、どうしても描かずにはいられないという「生命のほとばしり」は、時代も文明も教育も越えて共通するものなのだという芸術の本質、生命の本質を感じさせてくれるものなのだと思います。

秋の一日、生田の森にある「岡本太郎美術館」を訪ねてみませんか?

※企画展「岡本太郎とアール・ブリュット 生の芸術の地平へ」は、10月5日(日)までですから、お見逃しなく。

64年振りの多摩川「宇奈根の渡し」(世田谷区、川崎市高津区)
2014-09-23

「64年振りの宇奈根の渡し舟、一日だけ大復活」しました。

多摩川を挟んで【宇奈根】という地名は世田谷区と川崎市高津区に両方あります。昔暴れ川だった多摩川はその流れの変化で村を分断した箇所はいくつもあります。

そうした歴史を知った世田谷区の子ども達が、夢を叶える児童館のプロジェクトとして、昔あった渡し舟を復活させて対岸の子ども達と一緒に遊びたいという夢が今日の大復活の実現に至りました。

渡し舟に乗って保坂世田谷区長と世田谷区宇奈根の町会長が私と高津区宇奈根の町会長を迎えに来てくれることからスタートし、子ども達のイベントも大いに盛り上がりました。

隣まちでありながら、年一回の多摩川花火大会くらいしか交流がなかった両自治体ですが、保坂区長と渡し舟の上で、今後、連携を大いに深めていくことで合意しました。子ども達に感謝です!!

浜田千穂選手(レスリング世界選手権優勝)が市役所に凱旋!
2014-09-18

レスリングの女王が凱旋!

10日、ウズベキスタンで行われたレスリング世界選手権で55キロ級で初優勝、金メダルを獲得した浜田千穂選手が市役所に優勝報告に来て下さいました。

浜田さんは川崎生まれの川崎育ちの生粋の川崎っ子。
帰国3日目にもかかわらず疲れを見せず、テレビで観た通りの素敵な笑顔でした。
本日、その場で川崎市スポーツ特別賞を贈ることを発表しました。

世界を制した方に同賞を贈るのはパラリンピックで通算15個の金メダルを獲られた成田真由美さん以来19年ぶりです。

さぁ、次はオリンピックです!
階級を変えての挑戦になりますが、みんなで応援していきましょうー!!!

「あなたはドラえもんを見たか?」
2014-09-16

藤子・F・不二雄先生生誕80周年を記念して、『STAND BY ME ドラえもん』が公開され、大ヒットになっています。3D(スリーディ・立体画像)のCGで制作されたこの作品、実は、私も家族そろって観てきました。

ドラえもんが現れた瞬間、『やあ!久しぶり』と、手を伸ばして握手をしたくなるくらいに、ものすごく「リアル」なのです。コミックやテレビの中のドラえもんが、すぐ目の前に出てきて、一緒に街を歩いたり、タケコプターで飛び回ったり、そうした感覚が実感できます。映像もさることながら、ストーリーが子どもの頃に読んだ懐かしい名場面の連続なので、どんどん引き込まれていきます。

いくつかジーンと心に響くシーンがあり、涙でスクリーンが滲みました。ふと、隣に座っている2歳の息子を見ると、同じシーンを見て泣いているではありませんか。それを発見してさらに感動してしまいました。親子で一緒に感動して泣ける映画が他にあるでしょうか?『ドラえもんはすごい!』と思いました。

作者である藤子・F・不二雄先生は、のび太を自分自身に重ね合わせて描かれたと聞いたことがあります。川崎市多摩区にある「藤子・F・不二雄ミュージアム」は、2014年9月3日(月日はドラえもんの誕生日と同じ)で開館3周年を迎えました。このミュージアムは、藤子・F・不二雄先生の奥様の『お小遣いを握って漫画を買いに来てくれたたくさんの人たちに恩返しがしたい』との願いから生まれたと聞いています。のび太は「人の幸せを願い、人の不幸を悲しむことのできる人」です。まさに、先生自身も「人の幸せを願う」人であり、そして、その結晶がこのミュージアムなのだと思います。

ミュージアムには海外からのお客さんもたくさん来られていますし、ドラえもんもアジアやアメリカでも放映されていると聞きます。まさに藤子・F・不二雄先生とその作品は、世界に誇れる川崎の宝なのです。 
 
まだ『STAND BY ME ドラえもん』をご覧になっていない皆さんには、ぜひとも観て、「一緒に泣いて」みてほしいと思います。

生田緑地の緑に包まれた藤子・F・不二雄ミュージアムは、デートにも、家族連れにも、年齢を問わず楽しんでいただけます。シャトルバスや街中に隠れているドラえもんなどのキャラクターを探し出すのも楽しいですよ。「みんなが笑顔になるミュージアム」に、あなたも行ってみませんか。

「モンスター災害」への備え
2014-09-08

9月1日は防災の日でした。大正12年9月1日は、関東大震災発生の日です。川崎市の歴史は、この震災からの復興とともに始まったのでした。また、かつての川崎の歴史には、度重なる多摩川の氾濫との闘いの歴史も刻まれています。

今年の夏は、特に、局地的な豪雨が各地で相次ぎ、8月19日から20日にかけての大雨によって広島では大規模な土砂災害等が発生し、多くの死者、行方不明者など大きな被害を蒙りました。亡くなられた方のご冥福と、被災者の皆さんの一日も早い復旧・復興を祈念してやみません。

ここ数年は、50年、100年に一度といわれるような自然災害がたびたび起きるようになってきているように思います。大雨についても、局所的で猛烈な雨が降り、「ゲリラ豪雨」と呼ばれてきています。しかし、広島の土砂災害、土石流の映像を見ていて、ゲリラどころではなく、それこそ怪物が街を飲み込んだような錯覚を覚えました。まさに、「モンスター豪雨」と呼んだ方がイメージに合うように感じました。

日本が世界有数の自然災害の国であることは、皆さんも「知識」としてはご存知だと思います。地震発生による甚大な被害は、関東大震災、阪神・淡路大震災、東日本大震災で目の当たりにしてきています。将来に向けても、マグニチュード7クラスの首都直下地震の発生する確立は、30年以内に70%と予測されています。 

災害対策には、ハード整備など「公助」が必要であることはもちろんのことです。しかし、予測を超えて突然に、異様な勢いで襲ってくる災害に対しては、ハード整備をまっていたのでは、自分たちの生命を守ることはできないでしょう、今こそ、私たちの災害に対する「意識」と「行動」を変えなければなりません。

東日本大震災の時、東北地方に伝わる「津波てんでんこ」という教訓のおかげで、津波から逃れることができたという話を聞いたことがあります。これは、大きな地震を感じたら津波が来るから、「てんでんこ=各自」でばらばらになっても高台に逃げて自分の生命を守るように、という先人からの教えだといいます。

もちろん、集団での組織的な避難が有効な場合もあります。
ここで強く言いたいのは、「各自が自分の生命を自分が守るのだ!」という意識への転換なのです。「誰かが指示をしてくれるだろう」「言われてから動けばいい」というような意識と行動では、昨今のような「モンスター災害」には太刀打ちできないということなのです。

災害に立ち向かう意識や行動に関しても、日頃からの「備え」が重要なことは変わりはありません。
ご自分の住んでいる地域の安全を確認してみてください。例えば、土砂災害の危険が予測されている地域には、「土砂災害ハザードマップ」を作成してあります。ホームページでも確認できますし、地図も差し上げています。この「ハザードマップ」には、警戒区域の指定状況だけでなく、避難に関する情報も盛り込んであります。分からないことは、市役所に問い合わせてみてください。

決して不安をあおるつもりはありませんが、地震も風水害なども、どこか遠いところの出来事とか、「喉もと過ぎれば」といった感覚を抱いている人が少ないことは事実です。
 
「災害は忘れた頃にやってくる!」、「モンスター災害が、明日、襲ってきても不思議はない!」と、市民の皆さんの生命を第一と思えばこそ、危機を訴えておきたいのです。

 

「横浜レゲエ祭2014」は実は川崎の東扇島で開催!
2014-09-07

今日は行事に合わせて4回着替えました(笑)そして、写真のように短パンも。

「横浜レゲエ祭2014」冠は横浜なれど、開催場所は昨年から川崎の東扇島で〜す!

人が住んでいないところですから爆音で大盛り上がり。

全国のレゲエファンの皆さん、川崎へようこそ!
今回のテーマはOne Link ひとつにつながるぜ。

本気で大好きな「ファミリアのファミちゃん」
2014-09-03

秘書に「それ、何のストラップをつけているんですか?」と尋ねられたので、皆さんにもご紹介いたします。

こちらは「ファミリアのファミちゃん」です!
恥ずかしながら本気で大好きなキャラクターです。

元々は娘がノベルティでもらってきたのを見て交換してもらったのですが、いつの間にかどこかに引っ掛けたようで取れてなくなってしまい、とても悲しい思いをしていました。

そんな時にたまたまネットのオークションで見つけたので思わず買ってしまいました!
川崎に全く関係ない話ですみません!

あ、もちろんドラえもんは大好きですよ!!

市民がまちをつくる(その2)
2014-09-02

まちづくりには、中長期のビジョンや計画が大切です。市民が主役のまちづくりを進めるためには、「市民発の、市民による計画づくり」が必要だと、私は考えています。こうした発想から、市民の皆さんに未来の川崎を描いていただき、総合計画づくりを市民からスタートする試みが「川崎の未来を考える市民検討会」です。

総合計画は、「行政計画」ですが、「社会計画」すなわち「まちの計画」という側面も持っています。10年後、30年後の「まちの将来」を、市民の皆さんに描いてもらいたい。そこで、出発点から市民が主役で計画づくりに参加する方式を工夫しようと考えたのです。

この夏からスタートした「川崎の未来を考える市民検討会」では、無作為抽出した各区600人の市民の皆さんに呼びかけをしています。各回30人の皆さんに参加していただき、川崎の未来を自由に語っていただき、それを総合計画づくりに活かしていくのです。午前中から夕方までの長丁場ですが、「ワールド・カフェ」という最新の討論形式を採用したり、グループワークなども交えて、市民が中心になってまちの方向性を描いていきます。

この討論会は、現在の川崎の市民の実像を反映するように、無作為抽出によって呼びかけました。参加者は、職業はもとより、年齢も10代から80代までと多様です。まさに、川崎市民の縮図といえます。

私も、討論会やグループワークに参加しましたが、そこで驚いたのは、皆さんから多彩なアイデアや夢がどんどん提案されることです。参加者の皆さんは初めて顔を合わせたばかりなのに、まちの未来を実に熱心に語り合われるのです。
改めて、川崎市民の「意識」の高さ、まちへの「愛情」を実感しました。

市制90周年を迎えた川崎を創ってきたのは、多彩な市民のチャレンジ精神でした。これからの川崎のまちも、多様な市民の皆さんの夢と知恵が創っていくのだと思います。  
皆さん、どうぞ一緒にまちづくりにチャレンジしていきましょう。

横田めぐみさん写真展と横田ご夫妻講演会(さいか屋川崎店)
2014-08-20

先週末に川崎区在住の横田めぐみさんのご両親をお迎えして、川崎駅前のさいか屋さんでめぐみさんの写真展と横田ご夫妻の講演会を行いました。

本当に多くの方が関心を持って聴いて頂きました。

写真好きの滋さんが、ごく普通の日常を撮った写真がまさかこのような写真展になるとは思わなかったと…。精神的も体力的にも身を擦り減らして関心を持ち続けて欲しいと訴えるご夫妻の気持にぜひ、賛同とサポートをお願いできればと思います。

今月25日からは川崎信用金庫さんにもご協力頂き、本店で写真展を行います。

「最幸の街、川崎」で乾杯!(キリンビールさんポスター)
2014-08-16

あづっ〜…蒸し暑い毎日。
こんな週末はビールは如何でしょうか。

今夏、キリンビールさんが、私の掲げている「最幸のまち、川崎」というフレーズと人気の工場夜景を使ったポスターで川崎を盛り上げてくれています。

ご自身の思う川崎の魅力でも語って頂きながら一杯やってくれると嬉しいのです!

市長の腹も満たす!「野郎ラーメン」(川崎アゼリア地下街)
2014-08-15

川崎市内も道路がすいていてお盆休み感タップリです。

さて、今日のランチは役所からほど近い川崎アゼリア地下街にある「野郎ラーメン」。

【男の腹を満たす】と説明にある通りの食べ応えで、またやってしまいました!

平和を創る
2014-08-14

今年の8月6日午前8時15分、私は市役所に向かう車の中で、黙祷を捧げました。広島に原爆が投下されて、今年で69年が経ちました。私自身はもちろん戦争を知らない世代です。ただ、両親は戦争中に生まれていますし、伯父が広島で被爆したものですから、原爆の恐ろしさは子ども頃から聞かされ、心に残っています。

ところが、私の子どもたちになると、いよいよ全く戦争を知らない世代です。日本の中で、戦争の記憶が薄れ、消えかかっているのかもしれません。

世界各地で紛争や戦火が拡大しています。しかし、テレビ画面を通じて見る戦争のニュースは、どこか他人事でリアリティのないものとして映っているのではないでしょうか。この川崎にも空襲があり、日本が戦争をしていた事実すら、実感のないものになりつつあるように思うのです。

広島でも長崎でも、被爆体験者が少なくなり、ご自身の体験から原爆の恐ろしさや平和の尊さを語り継ぐ「語り部」の皆さんが減っています。

先日、多摩図書館に立ち寄る機会がありました。そこで、7、8人の図書館ボランティアの皆さんが、イベントの準備をなさっている場面に出会いました。原爆や戦争、平和を描いた絵本なども含めて、200冊を超えるたくさんの本が用意されていました。ちょうどこれから、夏休みの子どもたちに「平和の本」の読み聞かせをするのだといいます。

また、会場には、迷彩色に塗られた市役所や川崎大空襲の写真も展示されていました。川崎市の歴史の多くは、この戦争からの復興と重なっています。それは、同時に、平和を創造し、世界の人々と共生していく社会づくりの歴史であったのです。

このようにして、子どもたちに、リアリティをもって、戦争の悲惨さを伝え、原爆の恐ろしさを知ってもらうこと。そして、戦争をしない、平和を創っていくという強い心をはぐくんでいくことは、本当に大切なことだと思います。

平和は世界に誇ることのできる財産です。日本が戦後69年間にわたって平和を守ってこられたのは、平和を守り、育てる多くの人々の真摯な努力があったからだと、改めて感じています。

まさに、平和とは与えられるものではなく、創るものなのだという気がしてならないのです。強い気持ち、積極的な心を持って、平和を創造していくことが、今、日本人には求められているように思うのです。

そのためには、まず、私たちが戦争の歴史や、平和の尊さを知ること、学ぶことが大切です。そして、私たちが、若い世代や子どもたちに語り継いでいくことも重要です。折に触れ、戦争の歴史を振り返り、若い世代に平和を考えてもらえるように語り掛けてみませんか。

市民がまちをつくる(その1)
2014-08-06

まちづくりの主役は市民だと、私は思っています。そうした発想からスタートした新たな取り組みが「区民車座集会」です。

この「区民車座集会」は、私がマニフェストに掲げた市民の皆さんとの直接対話の場です。今年の春からスタートし、7つの区ごとに参加者を募集し、ご自身が提起したい意見や提案を事前にお知らせいただき、関連する課題ごとに発言いただく形で実施してきました。各ご発言に対して、私が一問一答方式で意見交換を進めます。1回の発言者は、30名以内とし、ほかにオブザーバーで参加も可能としました。多いときには、参加者が70名を超えました。

このような形で、市長と市民が直接やりとりをする機会は初めてのことでした。市民の皆さんからは「市長と直接議論できたのはよかった。」という意見や、「もっと時間がほしかった。」という苦言まで、さまざまな声が聞かれました。

ご自身の主張や意見をお持ちの方が応募してこられるので、事前にテーマはうかがっているものの、回答はぶっつけ本番です。初めてうかがう課題もあったので、十分にお答えできたかどうか自信がなかったのですが、アンケートでは、「多様な質問に細かく答えてくれたのには感心した。」との評価もいただき、ほっとしました。

私と市民の皆さまと一問一答の形式で進めてきたのですが、途中から気づいたことがあります。それは、参加者からの提案や質問が出され、それに私が答えていくと、他の参加者が熱心に耳を傾け、うなずいたりされていることでした。後で、聞いてみると「自分は子育てに関心があって参加したのだけど、環境問題やお年寄りの問題などにも興味を持つことができた。」といわれます。

まさに、「車座集会」は、参加した市民のみんなが主役なのだという思いを強くしました。つまり、関心分野は違っていても、市民の皆さん一人ひとりが、地域の課題を真剣に捉え、自分たちでも解決のための活動をしていたり、アイデアを描かれたりしているのです。「自分のまちは自分たちでつくる」という市民意識の高さを改めて実感しているところです。

まちづくりには、まちへの愛着やよりよい地域を子どもたちに引き継いでいこうという愛情が大切です。「区民車座集会」では、市民の皆さん一人ひとりが、こうした愛着や愛情をお持ちだということが、よく伝わってきました。市民が主役のまちづくりを一緒に進めていきましょう。

住み続けたいまち日本一~「定住志向は財産」
2014-07-18

総務省が6月25日に発表した今年1月1日時点の住民基本台帳に基づく人口動態調査によると、川崎市の人口は前年同期比1万434人増加し全国2位、うち自然増(出生数が死亡数を上回る数)が4,491人で全国第1位となりました。

これは、川崎に住み、お子さんを産み、育てるというご家族が全国最多だという意味です。平成25年度市民アンケートでは、川崎に住み続けたいと答えた人は75.9%と高い率になっています。

こうした定住志向は、どこから生まれるのでしょうか。通勤や買い物などの利便性もあるでしょう。それと、ふるさとのような人情味や温かさも住みやすさのもとになっていると思います。成長力のある産業と豊かな自然環境も人々を惹きつける要素でしょう。
 
「産むなら川崎、育てるなら川崎」は、私の目指すビジョンの大きな柱です。こうした住みやすさを体感してもらうためには、産前から始まって、子育て、教育 に至る切れ目のない取り組みの充実が必要になってきます。川崎にはそうした基盤が脈々と築かれてきました。それが定住する満足度に結びついてきたのだと考 えられます。
 
ただ、人口構造が若く活力のあるうちに、さらなる手を打っておかなければなりません。推計によれば、2030年には川崎の人口もピークを迎えるだろうと予測されています。
 
そうした未来を見据えて、子育て環境や教育などの充実を図っていく長期的な視点が求められるのです。「持続可能は社会」は、行政の力で実現するものではあ りません。お住まいになっている市民の皆さん、企業の皆さんとの「協働」によって、今の川崎の住みやすさを未来の子どもたちにバトンタッチしていくことが 大切だと思っています。
 
2030年まで、あと16年。今の子どもたちが社会の中心で働く時代です。そうした子どもたちにも、「住み続けたい川崎」で活躍してもらえるように、皆で力を合わせていきましょう。
 
【参考サイト】
カナロコ・神奈川新聞サイト
『川崎と横須賀 街の活力に差 人口増減で明暗くっきり』2014.06.26
W杯戦士、大久保嘉人選手が来訪!(フロンターレでも頑張れ!)
2014-07-08

先程、川崎フロンターレの大久保嘉人選手がW杯の報告に市役所を訪ねてくれました。

市民の皆さんから頂いた大久保選手への応援メッセージノートも渡すことが出来ました。
W杯での気迫溢れるプレーは記憶に新しいですが、今日の様子だと大久保選手、更にテンション上がってます!!!

さあ、後半戦、フロンターレのタイトル奪取に期待しましょう!

『ビッグイシュー』を知っていますか?
2014-07-04

『ビッグイシュー』は、川崎駅前などで、おじさんが立ち売りしている雑誌です。350円で、このうち半分の180円が販売者の収入になります。

実は、この販売者のおじさんはホームレスなのです。『ビッグイシュー』は、ホームレスの人たちの自立を支援する社会的企業です。その発祥はイギリスで、10年ほど前に日本でも佐野章二さんと水越洋子さんが、スタートさせました。

『ビッグイシュー』は、この10年間で10億円近い売り上げを、自立支援として販売者のホームレスの直接の収入として配分しています。この間で、150名を越える人たちが、ホームレスから「卒業」し、屋根のある家を持ち、一般の企業などで職を得てきています。

社会的企業というのは、ビジネスの手法を活用して、持続的に社会課題を解決しようとする事業体で、法人の形態は有限会社や株式会社を中心に事業型のNPOや社団など、さまざまなものがあります。

この『ビッグイシュー』には以前から注目していましたが、実は、川崎駅のアゼリアの入り口に立っている販売者のおじさんとは、5年ほど前から、私は懇意にしているのです。川崎駅の駅頭で演説をし、選挙運動をしてきましたが、時折、おじさんと顔を合わせ、「おじさん、がんばっていますね!」と声を掛けると、「福田さんもがんばってや!」と返ってきます。何度も会ううちに、「冷たいお水を用意しておいたよ。」と本当によくしてくれました。

本日、『ビッグイシュー』代表の佐野章二さんと意見交換をさせていただいたのですが、その販売者のおじさんからは「福田市長、応援してるよ!」との伝言をいただきました。

佐野さんのお話によれば、ホームレスの人たちも、人それぞれ個性があり、自立に向けた対応も一人ひとりオーダーメードでプログラムする必要があるとのことです。川崎駅前のおじさんのように、めちゃめちゃ「やる気」に溢れている人もいます。他方では、なかなか仕事を続けることが難しい人もいます。

最近の大きな問題は、「ホームレスの若年化」、「若者ホームレス」問題だとうかがいました。24時間のネットカフェに寝泊りしたり、コンビニにたむろしたりしていて、一見するとホームレスに見えない若者が増えているのだといいます。あるいは、親の家に住んでいるけど仕事をしておらず、親亡きあとはホームレス化するホームレス予備軍のような若者も少なくないと言われています。「若者ホームレス」問題は、「見えないホームレス」問題とも言われているのです。

家を持ち、働くというのは、社会人の基本だと思います。それが、何らかの理由で働くチャンスを得られていない、何かの事情で住まいを無くしてしまう人々が存在するのです。

この間、それまで高い給料をもらっていたサラリーマンが、企業が倒産して、いきなりホームレスに転落してしまうようなケースも多くありました。

市長の役割は、そうした今だ「目に見えてこない社会問題」にも、目を凝らし、NPOや社会企業家などのように問題の現場で取り組んでいる人たちの努力に学び、そして、きちっとした公的なセーフティネットを構築することです。同時に、NPOや企業などとも連携・協働して、社会全体として人々が安心して暮らしたり、チャレンジできる環境を用意することが大切だと思うのです。

皆さん、どうぞ川崎駅前で『ビッグイシュー』のおじさんを見つけたら、1冊350円ですから、1冊でも2冊でも買い求めてください。そして、おじさんに声を掛けてください。きっと温かい言葉が返ってくると思いますよ。