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2014年12月
年末のご挨拶 今年一年ありがとうございました
2014-12-31

今年一年ありがとうございました。来年も私はじめ職員一丸となって"全ては市民のために"を合言葉に仕事に邁進します!

消防、病院、バス、上下水道など今も休みなく働いています。私も気を抜かず緊張感を持って年始を過ごしたいと思います。皆さん、良いお年をお迎え下さい。

追伸;明日以降、私が出演する放送番組をお知らせします

テレビ:
TVかながわ→1日の10時30分~10時45分
ケーブルTV3社(YOUテレビ、J-com、イッツコム) →3日の6時30分~6時45分、20時00〜20時15分

ラジオ:
FMかわさき→1日の9時30分~10時00分(「アクセスかわさき」という番組中)

ラジオ日本→3日の17時25分~17時45分(「マッチングタイム」という番組中)

川崎市体育館閉館イベント ディアナの有刺鉄線電流爆破試合!
2014-12-23

数々の歴史的な興行も行われた川崎市体育館が27日に58年間の歴史に幕を降ろします。今度は29年10月に新しいスポーツ・文化施設として生まれ変わります。

今日はそのラストを飾るイベントとして川崎が本拠のワールド女子プロレス・ディアナの井上京子さんによる“有刺鉄線電流爆破”試合!なんと女子プロレスでは17年ぶりだそうです。女子プロレスの聖地と言われた川崎市体育館の最後にふさわしいド派手な試合になりました。

ディアナさんは市民イベントなどに本当に良く協力して下さっています。ぜひ、皆さんの応援よろしくお願いします。

「伝えること」と「伝わること」
2014-12-22

この夏、総合計画づくりを市民とともに進めるための「川崎の未来を考える市民検討会」を各区で開催しました。このとき参加された市民の皆さんの熱心さには 驚かされました。そのいくつかの会場で気づいたことがあります。それは、参加者の方から挙げられた地域の課題の中には、川崎市として既に取り組んでいる政 策や制度が存在しているのに、それが市民の皆さんには「知られていない」という事実です。これは、市役所が実施している政策などが、市民に届いていないこ とを意味していると思うのです。

また、市役所では大量の広報用のチラシなどの印刷物を作成しています。監査結果によれば、平成24年度の1年間で、1,405件の刊行物を作成し、少なく とも6億8千万円の費用が投じられています。その中には、作成したものの多くのチラシが配布されずに残されているという問題などがあるのです。

こうしたことも、市役所が実施している政策などを市民の手元に届ける工夫と努力が足りないのではないか、と思われるひとつの指摘だといえます。

私は、職員に対しては、「情報発信をいかにするか」という点について、「発信すれば終わりではない。市民にどのように『届いているか』を重視するように」 と話しています。そうした視点がまだまだ不足していると感じているので、今後は、積極的かつ効果的な情報発信のために、広報のあり方やメディア対応に関す る教育の徹底などを進めていくつもりです。

もちろん、市民の皆さんに情報を届けていくためには、行政としての努力も大切ですが、新聞やテレビなどのマスメディアの役割も大変重要なものです。メディ アを通じて市民の皆さんに正しく情報を伝えるためには、まず、情報を発信する立場にある私や市役所側が正確な情報を積極的にメディアに説明することが第一 歩です。そのうえで、メディアの皆さんにもしっかりと情報をご理解いただき、正確な情報を読者や視聴者の皆さんに報道していただくことが必要です。

これに関連して言えば、昨今、福島原発の事故対応などの報道をめぐって新聞社の誤報が問題になっています。メディアの報道は、市民・国民にとっては、さま ざまな判断や行動の根拠になるものです。一部にはマスメディアを「第四の権力」と呼ぶように、現代社会においては、とりわけその影響力は強大なものがあり ます。そうした観点からは、メディアの報道においては正確な情報が伝わるように、その用語の使い方や言い回しにも注意が払われることが求められます。

川崎市に関連した報道で一例を挙げると、市立高校の教科書の採択に関して教育委員会が学校側に再考を求めたことをめぐる報道の中で、教育委員会の判断を 「介入」いう用語を用いた見出しを出されたことがあります。「介入」とは、「問題・事件・紛争などに、本来の当事者でない者が強引にかかわること。」(広 辞苑)という意味です。教育委員会の教科書採択は、もちろん本来の権限であり、手続きに則ったものであります。それを、あたかも不当なこと、強引な行動と 誤認させるような用語の使用は、不適切であると言わざるをえないでしょう。一部のスポーツ新聞などでは、わざとセンセーショナルな見出しを掲げることもあ るようですが、行政に関わる報道では、市民に正確な理解をしていただくためにも、こうしたことは避けてほしいものです。

情報を発信する側が「伝えよう」としたことが、最終的には、受け手である市民の皆さんに正確に「伝わること」「受け止められること」が非常に大切なことなのだと思います。

特に、最近のように災害などが頻発する状況では、このことをしっかりと肝に銘じておきたいと思います。

柏木由紀子さんがプレゼンターに!市制90周年記念、川崎競輪「坂本九カップ」
2014-12-21

川崎出身の坂本九さんの奥様、柏木由紀子さんが訪ねて下さいました。川崎競輪で九さんの9つながり?で市制90周年を記念した「坂本九カップ」を開催することになりました。「川崎をこよなく愛した九ちゃんも喜んでくれていると思う」と柏木さんから仰って頂きました。来月1月19日から21日までで、最終日は柏木さんが表彰のプレゼンターをつとめて頂きます。

競輪低迷が言われる中で、川崎競輪は頑張っています。お陰で収益は川崎市の財政に寄与しています。過去からの通算ではおそらく1100億円位は一般財源に繰り入れられて貢献しています。

九ちゃんと柏木さんの婚姻届けを川崎区役所に出しにきた時の写真などを見せて頂きながら、素敵な川崎にまつわるお話を伺えました。ちなみに、川崎区の川崎小学校が九ちゃんの出身校です。

富士通フロンティアーズがアメリカンフットボールJAPANXリーグで初優勝!
2014-12-20

地元の富士通フロンティアーズが創部29年目にして悲願のアメリカンフットボールJAPANXリーグで初優勝を勝ち取りました!

富士通とIBM双方の社員、ファンが東京ドームを埋め尽くす中、44対10の圧勝でした。次は、1月3日、学生王者の関西学院大学と日本一を決めるライスボールです。川崎市民の皆様、ぜひ地元のフロンティアーズを応援しに行きましょう!もちろん、私は行きますよー!

『暁の挑戦』に見る覚悟
2014-12-16

川崎市誕生の翌年、大正14年(1925年)に、「鶴見騒じょう事件」が起きました。この事件を題材に、制作され、1971年に封切られた『暁の挑戦』という映画があります。この映画は、幻の映画といわれていたのですが、昨年フィルムが発見され、市制90周年の今年43年ぶりに上映されることになったのです。

私も封切りの初日にチネ・チッタで観て参りました。実は、前週の敬老訪問の際にお目にかかった、戦時中に市役所勤めていらした佐々木さんをご招待してご一緒に鑑賞させていただきました。

この日の舞台挨拶には主演の若林 豪さんが駆けつけ撮影当時のエピソードなどを披露してくださり、会場を沸かせてくれました。この映画は、川崎商工会議所と川崎市が制作に全面協力し、当時のPR版には、金刺不二太郎市長をはじめ、商工会議所会頭や市議会議員も出演され、昭和の川崎の歴史を知ることができました。

さて、この物語の舞台は、大正14年の川崎市。島田正吾さんが演じる市長が「大工業都市建設計画」を掲げ、工場の誘致や拡張に拍車がかかります。ここに公共工事の利権などを狙って地元の暴力団・酒巻組が暗躍します。なんと渡 哲也さん酒巻組の悪役で登場します。これに対して、正義感に燃えるガラス工場の青年・正岡が若林 豪さん演じる主役です。正岡は工場の拡張を実現するためには、しっかりとした多摩川の河川改修が必要だと知って、これを実現するために土木会社を立ち上げ酒巻組に対抗していきます。工場誘致や市民生活の安全のためにと市役所が発注する多摩川の堤防工事をめぐって、正岡と酒巻組の対立は抜き差しならない状況になっていきます。正岡には仲間の船木役の中村錦之助さんや、市役所職員役の財津一郎さんらが協力していきます。このため、全国から暴力団が応援に駆けつけた酒巻組と、市民や労働者が応援する正岡の会社が激突することになったのです。

手に汗握るストーリー展開の中、市長が、この騒動を収めようと佐藤 慶さん演じる任侠の元締めに酒巻組を説得するように依頼に行きます。しかし、元締めからは仲裁を断られ、「わざわざ市長さんが自分からその騒動に入り込んで、泥をかぶることはない。」「きたないものや嫌なものは直接見たり手を触れたりはしない、それでこそ政治家としての果断な処置が取れる。」と政治観を諭されてしまいます。

いよいよ万事休すです。衝突は避けられなくなり、朝日の昇る中、正岡たちは酒巻組が集結する多摩川の川原に隊列を組んで進んでいきます。そこに、何と市長が現れます。

そして正岡に対して、「きたないことに対して敏感さを失い、それを見逃すようになってしまったら、もうおしまいだ。」「断固として戦うのが僕の役目だ。」と言い放ち、群集の先頭に立って酒巻組に立ち向かうのです。さらに、その川原には、四方からのぼり旗を掲げた老若男女の大勢の市民が押し寄せてくるではありませんか。

最後は市民総出の隊列に、暴力団の酒巻組は降参せざるをえなくなったのです。

この映画は、実際の事件をモチーフにしたフィクションですが、それでも、自分たちのまちのために立ち上がる市民たちの結束や、市長の正義感あふれる言葉には感動しました。

「子ども会議」からの提案にありがとう!のご報告
2014-12-13

川崎市には、「子ども会議」というものがあります。
「川崎市子どもの権利に関する条例」の第30条に決められていて、子どもが自分たちの手で子どもの権利や川崎のまちづくりなどについて活動を進めていく、というものです。その子ども会議から、「エコキャップ」という活動を、どうか市役所でもやってください。という提案を受けました。

エコキャップの活動は簡単に言うと、ペットボトルのキャップを集めるリサイクル運動に参加することで、リサイクルそのものだけでなく、貧困などでワクチンの摂取を受けられない世界の子どもにワクチンが送れるという活動です。色々と検討して市でもやってみることになりましたので、先日「かたちにしてやってみたよ。ありがとう!」と子どもたちに報告に行きました。

緑の祭典・かながわ未来の森づくり2014 市民100万本植樹運動
2014-12-08

これも少し前になりますが「かながわ未来の森づくり2014」の植樹祭に参加してきました。市では市制100周年に向けて「市民100万本植樹運動」に取り組んでいます。

今年は、平成22年度に天皇皇后両陛下がお手播きされた種が成長して、神奈川県から苗木が寄贈されることになったので、市制90周年記念事業として植樹式を行いました。

今、46万7千本くらいまで来てるんですよ!多くの方々と緑に触れ合い、私自身とても楽しんで植樹をしてきました。百万本達成まで皆さんと頑張ります!

国際交流の一週間
2014-12-04

ちょっと前になりますが、一週間で3カ国もの方々とお話しする機会がありました。
こちらの写真はスリランカ政府の開発庁長官とお会いした時のもの。

他にはラオスの大臣、そしてベトナムの市長にもお会いしました。

国際的な交流をさせていただき、大変勉強になりました。

川崎にも多くの外国の方がいらっしゃいます。異文化を理解することは時に困難なこともありますが、東京オリンピックに向けて日本、そして川崎がさらに国際社会に対応していけるように努力していかねばならないなと思いました。

冬の川崎おすすめスポット「ジュエルミネーション」
2014-12-01

以前から個人的に、川崎市には藤子・F・不二雄ミュージアムや岡本太郎美術館などの文化的なものは沢山あるけれど、カップル向きスポットかというと、残念ですがそうではないよな~と思っていました。

でも、よみうりランドの「ジュエルミネーション」。これは本当に川崎市を代表するカップル向けのスポットだと胸を張って言えますね!

2月末までやっているので、是非川崎の冬を満喫しに大切な人と行ってみてください!

あ、もちろん、カップルだけでなく、お子様連れやお友達同士でもとっても楽しめますよ!

給食食器についての調査
2014-11-27

中学校給食の実現に向けて色々と進めていますが、
その一環で食器についても調査しています。

他都市の事例なども調べながら、自分でも実際に見たり触ったりもしていますが、どういうものが本当に望ましいのだろうか?と考え始めるとなかなか悩ましかったりもします。

こうして見比べると、食器もとても重要な食育の要素だなと改めて思います。

「かわさきマイスター認定式」に参加
2014-11-19

川崎市では、極めて優れた技術・技能で産業の発展や市民生活の向上に尽力され、
後継者の指導にも熱心な現役の職人さんを「かわさきマイスター」として認定しています。

先日参加した「かわさきマイスター認定式」でお話を伺ったのですが、
一つの道で長年ずっとやってきた人たちからの言葉は、ズシッと重くて感動的でした。
ほんとに小さな規模の工場でコツコツと技術を磨き、長年に渡り経験を積んできた方々なので、自分の技に心から誇りを持って仕事をされている。

その技術に裏打ちされた誇り。もう何ともいえない格好良さがにじみ出ています。

そして何より嬉しかったのは、その磨きこまれた技術を次の世代へ伝承しようと言う気持ちが非常に強くいらっしゃること。

ただ行政が「ものづくり都市です!」と言っただけではものづくり都市にはならないけれど、こういう本物の匠の活躍があってこそ「ものづくり都市かわさき」と言える訳で、この人たちは名実共に「川崎の宝」なんだなと心から思いました。

東芝と川崎市が協定締結
2014-11-15

このたび東芝様と川崎市が世界初のシステムの実証実験を行うことについて協定を締結しました。

太陽光発電を使って水を電気分解で水素をつくり、燃料電池に保存する世界初の仕組みを2020年の東京オリパラまで川崎で実証実験するのです。

既に水素社会に向けて一歩先を行く川崎がさらにもう一歩前に出ます。ちなみにこの装置は災害時に300名の避難者が一週間生活できる電気や温水が供給出来ます。

また装置をコンテナに入れられますので、他地域が被災した場合にはすぐにトラックに載せて運べるのです。

この素晴らしい取り組み、川崎市として誇らしいですね。

「カワサキ ハロウィン2014」と「川崎市民まつりの市政90周年歴史絵巻パレード」
2014-11-14

少し前のお話になっちゃいますが、川崎の二つのイベントのお話を。

最近川崎駅周辺では様々なイベントが行われていますが、「カワサキ ハロウィン2014」と「川崎市民まつりの市政90周年歴史絵巻パレード」に参加した際の写真です。

ハロウィンイベントのほうは同じ日に六本木でもパレードがあったそうですけれど、報道陣も段違いに川崎のほうが多かったそうです。参加者のコスプレの完成度も川崎が日本一高いと言われていて、私もこんな程度で舞台に上がってしまってごめんなさいと挨拶したほどです。来年はもっと頑張ります(苦笑)歴史パレードのほうは、歴史上の人物のコスプレが多かった様ですが、私は架空の川崎城主ということでの参加です(笑)

家を温める人の営み
2014-11-13

古民家には訪れる人々を包み込むような温かさがあります。川崎市立日本民家園は、向ヶ丘遊園から徒歩でも行ける生田緑地に静かなたたずまいを見せています。春夏秋冬どの季節に訪れてもいいと思いますが、やはり秋から冬は古民家で炊かれる囲炉裏の炎が合うでしょう。

民家園には25棟の建物があり、そのうち7件が国指定重要文化財であるほかすべての建物が文化財指定を受けています。この民家園の誕生にはドラマがあったと聞きました。この園の開設は昭和42年(1967年)ですが、誕生のきっかけとなったのは、当時川崎市麻生区金程にあった「伊藤家住宅」の保存問題であったといいます。横浜の三渓園に移築が決まっていたこの伊藤家を何とか市内に残そうという運動からこの民家園が生まれたのです。愛知県の「明治村」などと並んで、日本有数の野外博物館のさきがけです。

こうした民家園にはもうひとつ素敵な物語があります。それは、園内の建物で古民家を守っているボランティアグループ「炉端の会」の活動です。毎日、3、4棟ずつ囲炉裏に火をたいて、煙や煤で家を乾燥させ建物を守ってくれているのです。会の皆さんは園内のガイドなどの活動も続け、今年で20年を迎え、私も祝賀会にも参加させていただきました。こうした功績に対して、川崎市文化賞をお贈りすることといたしました。また、民家園には、「民具製作技術保存会」も活動されていて、機織りや竹細工などを見せてくれたり、市民向けの講座を開催しています。

皆さんの活動を拝見して、ハードな文化財である建造物が、人が入って手をかけることによって、初めて豊かな「民家」として生きるのだと納得しました。市民・国民の文化財を、市民の手によって守り生かしていくという「グッド・サイクル」が回っているのです。しかもシニア世代の皆さんが、キラキラ瞳を輝かせ、とても素敵な表情をなさっているのです。ボランティアの皆さんが草で作った「草バッタ」も子どもたちにプレゼントする姿に触れて、「グッド・サイクル」が世代を越えてつながっていくのだと実感しました。

「炉端の会」の皆さんと、囲炉裏を囲んでいたとき、メンバーの方が、「囲炉裏があるから何時間でもいられるんですよ。」と笑顔で言われました。私は、こうした人たちの営みがあるからこそ、この古民家に温もりが生まれ、私たちが温かに癒させるのだと感じました。

11月後半の週末にはライトアップも行われます。おしゃれな大人のデートにも、古民家の温かみはぴったりだと思いますよ。

 

参考文献:東建月報2010年11月号掲載「野外博物館の魅力・第4回川崎市立日本民家園―東日本最大規模の民家博物館」高橋 英久(江戸東京たてもの園・学芸員)

 http://token.or.jp/magazine/e201011.html

川崎市と横浜市の「待機児童問題の協定」
2014-11-07

先日報道もされた川崎市と横浜市の「待機児童問題の協定」ですが、
実は私のすぐ近所の人が待機児童の問題で、仕方なく横浜市へ引越しをしてしまったことがきっかけの一つでした。本当にショックでした。

そこに生活している人にとってみれば、市の境目なんてあまり関係ないんです。
この問題に取り組んでいる市の職員にとっても、本当はそんなもの関係なく対応したかったはずです。

子供たちのために良かれと思って仕事をしているはずの行政側が、むしろ足を引っ張ってしまっている現実をどうしても打破したい。見えない壁を取り払いたかったのです。

この協定をきっかけにして「子育てしやすい街よこはま・かわさき」を少しでも早く実現できるように頑張ります!

柿の里
2014-10-29

秋の青空をバックに柿の実が輝いている風景は、日本の里の原風景のひとつだと思います。

川崎には、「柿生」という地名・駅名があります。実は、本物の柿のふるさとなのです。日本で最も古いといわれる甘柿「禅寺丸柿」の発祥の地です。なんと「禅寺丸柿」の発見は、1214年、今から800年前にさかのぼります。等海上人というお坊さんが、今も地名としても残っている「王禅寺」の寺の裏山で発見したと伝えられています。こうしたことから、江戸時代には、徳川家康から「王禅寺丸柿」と名づけられたともいいます。

今では、次郎柿や富有柿が主流ですが、江戸時代から明治・大正時代頃は、「禅寺丸柿」が柿の王様として市場を占めていたのです。昭和30年代までは、小田急線の柿生駅から、箱詰めにされた「禅寺丸柿」が全国に出荷されていました。

しかも、名誉なことに明治天皇にも献上され、現在では、皇居東御苑にも植樹されています。さらに「禅寺丸柿」の木は、その原木を含めて7本が、国の指定登録記念物にも指定されているのです。

歴史だけがすごいというのではありません。実は、1995年(平成7年)に、「禅寺丸柿」を保存する運動を進める「柿生禅寺丸柿保存界」が結成され、植樹活動を進めています。さらに、その後「かわさき柿ワイン・禅寺丸」が開発され、地域のブランドになっています。

2012年には、「禅寺丸柿サミット」を開き、開催日の10月21日を「禅寺丸柿の日」に制定して、秋は、ゆるキャラの「かきまる」くんも登場する、さまざまなイベントを展開するようになっているのです。

この季節でなければ味わえない「禅寺丸柿」、数量限定なので、見つけたときにはすぐに求めておいてくださいね。

甘さたっぷりの柿を食べていただき、800年の歴史のロマンを感じてみてください。

参考文献:『柿生の里 禅寺丸柿』(麻生観光協会編集、麻生区役所発行)

川崎市長オリジナル便箋(自前ですけれど!笑) 2014年10月26日 川崎市長
2014-10-26

空き時間を見つけては市民の皆さんからいただいたお手紙にお返事をしています。

 

これまでは市長から皆さんへお手紙を書くときに、専用の便箋とかがなかったので新しく作りました。

と言っても、これは市で作ってもらったんじゃなくて、私のポケットマネーで作ったものです!

自画自賛になっちゃいますが、結構格好良く出来たのでお気に入りです(笑)

ただ、ご覧のように一つ一つ手書きをしているので、お返事遅くなるのはお許しくださいね。

「写真アルバム 川崎市の昭和」
2014-10-17

たまにちょっと時間が空いたときは、勉強のために本を読みます。

最近のお気に入りは「写真アルバム 川崎市の昭和」。
一般の人からのスナップ写真などを元に、昭和の時代の川崎市の様子をまとめたという一冊です。

川崎市に限定した写真ばかりなので、どこか懐かしく、親しみのある雰囲気が漂ってきて温かい気持ちになります。

「昔はこんな感じだったんだ!」とか「あ、なんかこの車懐かしい!」とか、場所だけでなく、一緒に写っている方の服装や持ち物、乗り物なんかも「昔はこんな物あったよなぁ」など、見るたびに新たな発見もあったりして、川崎の姿が様々載っていて退屈しません。

「拉致被害者家族を支援する 川崎市民の集い」
2014-10-05

今日は北朝鮮によって拉致されている横田めぐみさんの50回目の誕生日になります。

毎年この日に合わせるように市主催の「拉致被害者家族を支援する 川崎市民の集い」を開催しています。

昨日は、山谷拉致問題担当大臣も来会され、北朝鮮による拉致の存在を初めて暴き報じたジャーナリストの石高健次さんのコーディネートで横田夫妻、横田さんの同じマンションの住民組織で夫妻を支える「あさがおの会」代表の田島さん、そして私でパネルディスカッションを行いました。

繰り返される北朝鮮の不誠実極まりない対応に私たちは断固怒らなければなりません。

物分かりが良い、おとなしい日本人では政府間交渉で足元を見られるだけです。
その世論をつくるのは私達一人ひとりです。一緒に闘っていきましょう!

もうこのような市民のつどいを開催しなくてもいいように解決目指してそれぞれがやれることをやりましょう。