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2015年6月
1300年のロマン
2015-06-25

日本の歴史で、645年といえば「大化の改新」、それに続いて701年には「大宝律令の完成」です。これらは、古代において中央(都)から地方へと連なる国家の形が整った歴史的なエポックです。

その頃の地方組織が、国、郡、里(郷)です。古代の川崎のエリアは、武蔵の国の「橘樹郡(たちばなぐん)」と重なります。その郡の役所を、「郡衙(ぐんが)」といいます。

川崎市のほぼ中央に位置する高津区千年・野川に、この「橘樹郡衙遺跡」があります。さらに近くにある「影向寺(ようごうじ)遺跡」、周辺の遺跡を含めて「橘樹官衙遺跡群」と呼んでいます。

この「橘樹官衙遺跡群」が今年3月に、国指定史跡として正式に指定されました。

昔の役所の史跡の何がすごいのか、と思う人もいるかもしれません。ところが、その当時の郡役所は豪壮な建物であったと思われます。さらに、その周辺には「正倉」と呼ばれる高床式の倉庫群や役人の館などが建ち並んでいたのです。影向寺には聳え立つ塔があったと推測されます。周辺の一般の住民たちは、竪穴式の掘っ立て小屋のような住居に住んでいた頃です。その頃、「官衙」の建物群は、現在のスカイツリーや超高層ビル群以上にきらびやかに映ったことでしょう。そこで働く役人達も瀟洒な衣装をまとった貴人と映ったのかもしれません。富と権力の象徴ともいえる建造物群は、時には、住民たちを敵から守ってくれる砦の役割も果たしていたことでしょう。

「官衙」には、農民たちから税として、米や特産品が集められ、遠い奈良の都に向けて送り届けられたといいます。おそらく人々は都の壮麗な宮殿や天皇や貴族などと、この官衙を二重写しに見ていたのでしょう。つまり、最新の文化が行き交うまちの拠点でもあったのだと思います。

川崎の歴史というと、日本の産業発展を支えた近代史に目が向きがちですが、実は、1300年もの古代からの歴史が今に伝えられているのです。

今回の国史跡指定を契機に、さらに発掘調査や遺跡の展示なども進めていくことになります。現在は、遺跡は広場や住宅地の下に眠っている状態ですが、その場に行って、想像力をたくましくして、1300年のロマンに思いをはせてみてはどうでしょうか。近くの影向寺や野川神社などを一回りしても1時間程度のちょうどよい散策コースです。

祝!川崎発 電気自動車メーカー誕生!!
2015-06-22

電気自動車(EV)の開発を手掛ける川崎生まれのベンチャー企業、「日本エレクトライク」が新規参入メーカーとして国から型式認定を取得しました。車は1人乗りの三輪EV(電気自動車)で、ちょっと懐かしい形状。今回の型式認定取得によって、量産・市販が可能となったのです。

なんと、新規参入メーカーの型式取得は、19年前の「光岡自動車」以来だそうです。この快挙を成し遂げた松浪登社長(写真左側)は元自動車レーサーで、車づくりへの情熱がハンパではありません。川崎商工会議所(写真右:山田会頭)と市が認定する「かわさきものづくりブランド」であるエレクトライクがこれから国内、海外で走り回るのを期待しています。

記者発表を市役所正面玄関で行ったのですが、いまだかつてないほどの幅広い分野のマスコミが取材に来ていて、期待の高さを感じました。

川崎市旗 50歳!
2015-06-18

50年前の昭和40年6月18日、写真左の川崎市旗が公示されました。勿論、この旗の中心にある市徽章は市が誕生した翌年、大正14年には公示されているのですが、旗は随分と遅い指定だったのです。ちなみに、現在は市旗の配色については染料の色指定が明確になっているのですが、制定当時は「地は白、市き章はあい色とする」としか書いていないんです。さらに詳しく調べて見ると面白いことが沢山ありました。例えば、線の太さは8.2629㎝。線と線の間隔は4.1346㎝などなど…。毎日、当たり前のように見ている市旗にも細い決まりがあるんですね〜。

ほとんど、独り言のような投稿でした…。。。

市内2箇所目、病児保育施設「エンゼル宮前」がオープンしました。
2015-06-11

4月に市内2箇所目となる病児保育施設「エンゼル宮前」がオープンしました。昨年、オープンした「エンゼル中原」に次いで、市内2箇所目となります(病後児保育施設は、「エンゼル幸」、「エンゼル高津」、「エンゼル多摩」の3箇所が既にあります)。

子育て環境の整備は、待機児童の解消だけではありません。やっと保育園に入れたとしても、体の小さな子どもたちは、しょっちゅう風邪などの病気にかかってしまいます。その度に職場を早退することができるとは限りませんよね。

現在、川崎市では、育児とお仕事の両立をサポートするための一つとして、病児保育に本格的に取り組んでいます。これからも、子どもを育てやすいまちを目指して、努力していきたいと思います。

市内2箇所目、病児保育施設「エンゼル宮前」がオープンしました。
2015-06-11

4月に市内2箇所目となる病児保育施設「エンゼル宮前」がオープンしました。昨年、オープンした「エンゼル中原」に次いで、市内2箇所目となります(病後児保育施設は、「エンゼル幸」、「エンゼル高津」、「エンゼル多摩」の3箇所が既にあります)。

子育て環境の整備は、待機児童の解消だけではありません。やっと保育園に入れたとしても、体の小さな子どもたちは、しょっちゅう風邪などの病気にかかってしまいます。その度に職場を早退することができるとは限りませんよね。

現在、川崎市では、育児とお仕事の両立をサポートするための一つとして、病児保育に本格的に取り組んでいます。これからも、子どもを育てやすいまちを目指して、努力していきたいと思います。

ミューザ川崎「フェスタサマーミューザKAWASAKI2015」開催のご案内
2015-06-09

今日は音楽のまち川崎ならではのお知らせです。

川崎駅にある音楽施設「ミューザ川崎」で7月25日から8月9日までの16日間、首都圏にある10のオーケストラがミューザ川崎に集まる「フェスタサマー ミューザkawasaki2015」が開催されます。首都圏では他に例を見ないこの企画。あのNHK交響楽団スターウォーズの映画音楽を奏でます。ダース ベーダーのテーマ曲もやるんですよ。こんなおもしろくて、贅沢コンサートを川崎で見られるんですから、ぜひ行ってみたいですよね。

お好みの音楽をこちらでチェックしてみてくださいね!
 https://www.kawasaki-sym-hall.jp/festa/

素晴らしい多摩川を残すために。朝から多摩川の美化活動!
2015-06-08

昨日も色々ありましたが、朝は多摩川美化活動からスタート。今年も市内5カ所のスタート地点に1万4754人の市民の皆さんにご参加頂きました。

私はカブスカウト(ボーイスカウトより低学年)の時代が初参加ですので、今年で37回目ですから、おそらくこの取り組みが始まった当初からの続いている個人的にも思い入れの強いイベントです。一度、私がゴミを拾っている脇から空缶を投げ捨てる車がいて、あんな大人にはなるまいと子供心に強く思ったものです。

当時は本当にゴミも多くて、多摩川の水も決してきれいではなかったのですが、今やゴミを探すのも宝探し?並み(ちょっと言い過ぎか)に少なくなり、水も鮎が帰ってくるまでになりました。下水道の整備だけでなく、多摩川を皆んなで愛し、努力してきた結果です!

次の世代に今よりも素晴らしい多摩川を残しましょう!そのためにも色々なイベントや楽しみ方があるのでぜひ多摩川に来てくださいね。

新しい川崎市議会議員メンバーで初議会が行われました
2015-06-04

4月の市議会議員選挙で選ばれた議員のみなさんが、登庁して初めての議会が、5月25日に開かれました。新しいメンバーでの議論が始まりですので、これまでにも増して緊張感を持って市政運営に努めていきたいと思います。

議員のみなさんがそれぞれの地域活動の中で、様々な市民の声を聞いていると思いますので、そういった声を受け止めながら、市政運営にあたっていきたいと思います。

「川崎市と東京急行電鉄株式会社の川崎市内における東急沿線まちづくりの連携・協力に関する協定」を締結しました。
2015-06-02

今年1月に自治体として初めてのJR東日本との包括連携協定締結に続き、今日は東急電鉄さんと「川崎市と東京急行電鉄株式会社の川崎市内における東急沿線まちづくりの連携・協力に関する協定」を締結しました。

東急さんの成り立ちも元々街づくりの会社。その長年蓄積された民間のノウハウを活かして川崎市と一緒に新しい価値をつくっていきます。具体的には、バス路線の充実を含めた駅アクセスの向上、今後の鷺沼駅周辺の再整備、防災、防犯に対する取り組み等々、幅広い分野で協力して行っていきます。

さらに、高齢化する地域での住み替えを促進して、多世代共存型の新しい街の価値創出も目指していきます。今後の“川崎市×東急電鉄”のコラボレーションに、ぜひ注目してください!