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2020年12月
【新型コロナウイルス感染症に関する川崎市からのお願い】
2020-12-18

本日、12月18日午前に私から川崎市民の皆さまへのメッセージを配信致しました。動画でご覧いただくか、以下、文字起こししたものを添付いたします。長文かつ、話し言葉のままですので読みにくい点はお許しください。

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川崎市長の福田紀彦です。
今日は 12 月 18 日でありますけども、現時点での川崎市のコロナの状況、そして特に今日お知らせした いのは、川崎市内の病院・病床の現状について正しい情報を正確に皆様にお伝えしたいという思いで、今 日はメッセージという形でさせていただきたいと思います。 まずこの間、医療従事者の方を始め、本当に多くの皆さんの御協力のおかげで医療あるいは福祉、そうい った現場を守っていただいております。そのことに関して心からの感謝を申し上げたいと思います。本当に ありがとうございます。
さて、11 月 14 日に神奈川県で医療アラートが発出されまして、即応病床と言われる今コロナで陽性にな ってすぐに対応できる病床が今まで 70 床用意しておりましたけれども、この医療アラートを受けて 130 床 まで、12 月 1 日の時点で、約倍近くに増やしました。そして、私たちはこれまでも、180 床まではコロナ対応 病床があるということを言ってきましたけれども、冬の時期になりますと、心筋梗塞であるとか脳卒中であ るとか、コロナ以外の命にかかわるような重篤な病気が増えてまいりますので、そのための通常の医療と コロナの病床をしっかりとバランスよく運用していかなきゃいけないという意味で、この調整が非常に難し い状況になってきています。今は 130 床あるこの即応病床の中で今日時点では 90 床以上、日々毎日のよ うに変わっていきますので、大体 90 床以上を現在使っているというところです。ここをまだ空きがあるんじ ゃないかと思われる方も多いと思いますが、しかしこの空きはむしろ、中等症からいきなり明日重症になっ てしまう可能性がある、あるいは突発的にクラスターが発生して入院しなくちゃいけないという形で、戦略 的に空きを持っていないと、とても対応できないというそういう空きでありますので、非常に今危機的な状 況にあるということを皆様に御理解をいただきたいと思います。
そして、この病床を適切に最適で運用していくために、私たちは今 3 つのことを取り組んでいます。川崎 市内でコロナの陽性患者さんが発生した場合に、どこの病院にどの方にお入りいただくのかというのは、 川崎市の医療調整本部というところで対応しています。
3 つのことのまず一つ目は、緊急を要しない入院患者さんの方には、川崎市内の病院というよりも、むし ろ神奈川県内全体での広域調整の中で市外の病院に入院していただくということを、まず一つ目の取組と してやっております。
二つ目でありますけども、入院判断スコアというのがあるんですが、実は 11 月ぐらいまでは 65 歳以上 の方で感染された方は即入院というのが一つの国の基準になっておりましたけれども、12 月の 7 日の時 点から、神奈川県全体として、基礎疾患がどのぐらいある方なのか、高齢者はどのぐらい高齢なのか、ア レルギーはあるのかとか、そういうことをポイント化して、軽症あるいは無症状の方には、一律に高齢だか ら入院していただくということではなく、宿泊施設ですとか自宅待機、もちろん健康管理をしっかり行った上 でありますけども、そういう対応をさせていただいております。
それから三つ目は、感染力がもう消滅した方については即時に、もちろん医師の判断でもって、コロナ 病床以外の病床に転院していただくということをやっております。
こういった 3 つのことを組み合わせることによって、なるべくコロナの即応病床を圧迫させない取組を行 っているところでございます。今の状況は、この病床調整をすることによって命を守る、そのための対応を 取っている、命を守ることを最優先した取組を行っているということに、皆さんの御理解と御協力をいただき たいと思っています。
現時点で直ちに、神奈川モデルにおけるコロナ病床が足らないということではありませんが、この状況 が続きますと、確実に不足してまいります。助ける命、これはコロナだけではありません、先ほど言ったよ うにいろんな疾患が冬の時期はありますので、全ての助かる命をみんなでしっかりと助けていく体制を確 保するためにも、医療の危機を招かないことが大事です。ここが本当に瀬戸際だと認識しています。
年末年始、どうしても医療体制が弱くなってきます。皆さんにはこれまでも十分な御協力をいただいてい ると思いますが、まだまだその配慮が足りていない方も見受けられるのも事実であります。もしそういう方 がいらっしゃれば、優しく指摘をして差し上げて、声をかけていただきたいと思いますし、一人一人のこの 行動変容、優しさに基づいた行動変容が、医療の危機を招かない、そして救える命を確実に救うことになり ますので、どうか皆さんの御協力をいただきたいと思います。

そして最後に、今イギリス、アメリカなどでコロナウイルスのワクチン接種が始まりました。国の方でもワ クチンに対する説明が近々に各自治体に行われると予定されています。それに向けて、川崎市としても準 備態勢をしっかりと組んで、一日も早いワクチン接種を安全に確実に迅速に対応できるように、準備を整え てまいりたいと思います。
皆さんの正しい理解と御協力を心からお願いいたします。