川崎市では、今この瞬間も大量の水素を利用しています。その量は電力に換算すると、なんと85万世帯!の家庭用電力に匹敵します(市内約75万世帯数を超える)。臨海部は多くのパイプラインが張り巡らされていて企業間で相互融通する形で様々な生産活動に使われているのです。今後、水素の利用がどの程度のスピード感で進むかは技術革新とともに価格の問題があります。価格の競争力を上げていく為には需要と供給の双方を拡大していかなければなりません。今後、水素を国内外から集めてビジネス化していく為にはエリアの需要量を把握することが極めて重要になります。そこで、市内の大規模需要家となる企業6社(旭化成、味の素、ENEOS、JR東日本、昭和電工、東芝ESS)と川崎市が水素利用のネットワークを業種横断で連携していくことになりました。
脱炭素社会の実現を川崎から!