川崎市内で最初に新型コロナウィルスの陽性患者が確認されてから本日でちょうど2ヶ月が経ちました。改めて市内の現状について報告させていただきます。
振り返ると3月後半から徐々に新規感染者が増え、4月11日には1日で最多の18名を数えました。その後4月23日辺りから傾向としては少し減少が見られるようになりました。
5月に入ってからの傾向を、5月1日と5月10日の変化を比較すると、5月1日時点での累積の陽性患者数は239名。そのうち入院や自宅あるいは宿泊施設で療養していた方は総数の内、44%の方。病院からの退院や自宅・宿泊施設での療養を終了した方は51%の方でした。
5月10日には陽性患者数は260名となりましたが、44%であった入院あるいは自宅・宿泊施設での療養中の方は23%まで低下しました。そして、退院等で回復された方は51%だったものが71%まで拡大しています。
現時点では、新規患者数の患者数は0または数名と落ち着いている状況にありますが、これは市民の皆様が取り組んでいただいた行動変容の結果が確実に出ていると言えます。改めて感謝申し上げます。
良い話がある一方で、この5月の間における入院患者数は57名から51名とさほど下がっていないので病院は引き続き厳しい状況です。また、海外の都市を見ても、収まったかに見えてまたすぐぶり返す例も見られることから、新規の患者を生まない努力を緩めずにやっていく必要があります。
辛い環境が続きますが、感染防止に引き続きみんなで取り組んで、一日も早く日常を取り戻しましょう!