この度NECと協定を結び、同社の人工衛星SARを使って主に川崎市内北部の急傾斜地の変動をミリ単位で観測していきます。川崎市も多摩丘陵に位置するため土砂災害警戒区域は2200箇所と全国的にもかなり多いレベルにあります。
昼夜や天候を問わず観測できるので、崖崩れの兆候だけでなく、大規模災害時には道路や土地形状の変化など市内の被災状況を把握も可能になります。新しい技術と運用で命を守るこの取組で有意な成果が見られれば、国内・海外への横展開もあるでしょう。市内に事業所があるNEC との川崎発の挑戦です。