BLOG
2022年6月
脱炭素への挑戦 その6
2022-06-23
川崎市では、今この瞬間も大量の水素を利用しています。その量は電力に換算すると、なんと85万世帯!の家庭用電力に匹敵します(市内約75万世帯数を超える)。臨海部は多くのパイプラインが張り巡らされていて企業間で相互融通する形で様々な生産活動に使われているのです。今後、水素の利用がどの程度のスピード感で進むかは技術革新とともに価格の問題があります。価格の競争力を上げていく為には需要と供給の双方を拡大していかなければなりません。今後、水素を国内外から集めてビジネス化していく為にはエリアの需要量を把握することが極めて重要になります。そこで、市内の大規模需要家となる企業6社(旭化成、味の素、ENEOS、JR東日本、昭和電工、東芝ESS)と川崎市が水素利用のネットワークを業種横断で連携していくことになりました。
脱炭素社会の実現を川崎から!
 
脱炭素への挑戦 その5
2022-06-21
川崎市内から排出されるCo2の76%は産業系で全国平均の46%と比べると圧倒的に産業由来が多いのが川崎の特徴と言えます。川崎は製鉄、石油、化学産業などエネルギーや素材など“炭素の力”によって日本の産業を牽引してきました。これをカーボンニュートラルなものづくり都市に大転換していくには、かつて公害問題を企業・市民・行政が連携して克服し環境先進都市へと発展したように、脱炭素についても企業との強い連携が欠かせません。エリア全体をカーボンニュートラル化するため、国内で最大の官民共同の協議会を設立しました。カーボンニュートラル・コンビナート(CNK)協議会とカーボンニュートラル・ポート(CNP)協議会の合同会議体で私が会長を務めることになりました。現在57社が加盟し学識者や国の関係機関にも加わっていただき、単体の企業だけでなくお互いの強みを活かし連携て取り組んでいきます。
脱炭素社会の実現を川崎から!
 
大好物の台湾ラーメン
2022-06-18
土曜日、公務の合間に滑り込みの"市場ランチ"です。半年ぶりの「あ麺んぼ」さんで大好物の台湾ラーメン‼️🍜
うぉーー本当にウマいです😋Facebookで食べ物を紹介するのはいつもどーかと迷うのですが、あくまで個人的な市内名品を時々アップしたいと思います。¥650 ご馳走さまでした!
 
脱炭素への挑戦 その4
2022-06-17
「かわさきプラスチック循環プロジェクト」(通称:かわプラ)
私の公約の一つである“100%プラリサイクル都市“を実現するプラットフォームをつくり、取組をスタートさせました。
川崎臨海部にはプラスチックを再生処理ができる施設が集中しており、全国で唯一マテリアルリサイクルとケミカルリサイクルが出来る拠点です。その処理能力はペットボトルでは市内排出量の7.5倍、容器プラや製品プラスチックでは14倍も有していますので、しっかりとしたルート構築すれば市内のみならず、首都圏のプラスチックの資源循環を川崎で実現することが出来ます。
まずは第一弾として、ペットボトルの水平リサイクル、“ボトルtoボトル“から始めます。飲料メーカーとしてアサヒ飲料、サントリーホールディングス、身近な回収拠点としてイトーヨーカ堂、セブンイレブンジャパン、リサイクラーとしてJ&T環境、ペットリファインテクノロジーの6社と川崎市の7者で走り出しますが、これからどんどん参加者を増やしてプラリサイクルの輪を拡げていきたいと思います。
脱炭素社会の実現を川崎から!
#100%プラリサイクル
 
脱炭素への挑戦 その3
2022-06-15
EVタンカーに続き、今度は水素ハイブリッド電車です!
川崎市が企業の皆さんと協働する水素8つのリーディングプロジェクトの一つで、JR東日本さんと取組んでいるものです。水素を燃料とする燃料電池と蓄電池を電源とするハイブリッドな試験車両、その名も「HYBARI(ひばり)」を中原区にある車両センターをJR東日本横浜支社長のご案内で視察しました。
水素の貯蔵は屋根の上に、燃料電池が床下にあるのですが、あとは運転席のつくりも乗客が乗る用のシートも通常の電車とほぼ一緒。技術の責任者の方曰く「実験用の車両にしたくなかった、既存の車両を今と変わらない形で運行していくため、現実に実装していくためのものを考えた」として2030年の導入を目指しているとのこと。未来がすぐ近くまで来ていることを実感しました。二両編成で南武線の川崎ー登戸間を試験走行していますが、混乱などを避けるため走行予定などは非公開です。川崎から脱炭素の実現を!
 
 
脱炭素への挑戦 その2
2022-06-13
政令市で最もCo2を出している都市、川崎の挑戦。川崎北部に住んでいると川崎の「港」と言われてもピンとこない方が多いのではないかと思いますが、川崎港は首都圏の日々の生活を支えている重要な拠点です。エネルギーは勿論のこと、食糧や衣服、家具など様々なものが行き交います。その川崎港にこの4月、世界初のEVタンカーの接岸となりました。市の公共バースに東京電力エナジーパートナーさんが給電設備を設置し再エネからの電力を供給、旭タンカーさんが世界初のEV船を建造し川崎港を母港とする連携が実を結びました。乗船させてもらいましたが、振動や騒音がなく、煙も一切出ないタンカーのイメージを一新させるものでした。来年には2隻目も完成予定で国が進めるカーボンニュートラルポートへの取組みが川崎港から加速していきます。
 
東京電力ホールディングス株式会社
 
脱炭素への挑戦 その1
2022-06-07
川崎市が「脱炭素先行地域」に国から認定され、本日、山口環境大臣から選定証をいただきました。2025年までに全国に先行地域を100ヶ所を選定して、いわゆる脱炭素ドミノを起こしていく第一弾です!
第一回目の認定は本市を含む26地域が選ばれました。認定を受けたのは「脱炭素アクションみぞのくち」で溝口エリアを中心とした民間施設と市内の公共施設で再エネ100%電力に切り替えていく取組などです。
私の今期の公約である“地域エネルギー会社の設立“を来年発足に向けて準備中ですが、この会社がエリアのエネルギーマネージメントも行なっていきます。市内で脱炭素の取り組みが次々進んでいるのでこれから連載していきます。ぜひご期待を
 
脱炭素アクションみぞのくちについて→