市民の皆さんからご意見やご要望などを手紙やメールで頂く「市長への手紙」という制度があります。そこから改善に繋がるものや気づきを頂くことも多々あります。気付きを頂いた中から解決に近づいた例を紹介します。
お手紙の趣旨は“こども文化センターで使用されている遊具や本が古いので買い替えて欲しい“というものでした。すぐ状況を調べたところ、確かに古くなっている物も多いとのこと。
私も3人の子どもにおもちゃや本を購入しましたが、それ以上に友人、知人の子がもう使わないからと譲ってもらったことが多いことを思い出しました。
そこで子ども文化センターでも新しい物を購入するより、必要な遊具などを市民の皆さんに募る仕組みづくりを担当部局に依頼しました。
単に公金の支出を抑えるということだけでなく、自分が使ったものがまた誰かのために使われるというモノを大切にする気持ち、大人も含めてSDGsについて考えるきっかけになると考えました。
幸い昨年一般家庭から出される家具などの粗大ゴミを地元でリユースするための協定を結んだ株式会社ジモティーのサイトを活用できることになりモデル実施を始めました。
既に4館のこども文化センターで多くのマッチングが生まれ、今後は全館へと広げていきます。もったいない意識を行動にするって大事ですね。
(注)古く損傷が多い物や館の要望にマッチングしないケースもありますことをご理解下さい。
