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2023年3月
「また遊んでね プロジェクト」
2023-03-10
市民の皆さんからご意見やご要望などを手紙やメールで頂く「市長への手紙」という制度があります。そこから改善に繋がるものや気づきを頂くことも多々あります。気付きを頂いた中から解決に近づいた例を紹介します。
お手紙の趣旨は“こども文化センターで使用されている遊具や本が古いので買い替えて欲しい“というものでした。すぐ状況を調べたところ、確かに古くなっている物も多いとのこと。
私も3人の子どもにおもちゃや本を購入しましたが、それ以上に友人、知人の子がもう使わないからと譲ってもらったことが多いことを思い出しました。
そこで子ども文化センターでも新しい物を購入するより、必要な遊具などを市民の皆さんに募る仕組みづくりを担当部局に依頼しました。
単に公金の支出を抑えるということだけでなく、自分が使ったものがまた誰かのために使われるというモノを大切にする気持ち、大人も含めてSDGsについて考えるきっかけになると考えました。
幸い昨年一般家庭から出される家具などの粗大ゴミを地元でリユースするための協定を結んだ株式会社ジモティーのサイトを活用できることになりモデル実施を始めました。
既に4館のこども文化センターで多くのマッチングが生まれ、今後は全館へと広げていきます。もったいない意識を行動にするって大事ですね。
(注)古く損傷が多い物や館の要望にマッチングしないケースもありますことをご理解下さい。
 
【GI基金2900億円のプロジェクトに川崎臨海部が選定!】
2023-03-09
「2050年カーボンニュートラル」に向けて政府が2兆円を設定したGI基金(グリーンイノベーション基金)について大きな決定がありました。
 最大の案件である液化水素サプライチェーンの商用化実証について、わが国初の大規模な液化水素の受入地に川崎臨海部が決定したことをNEDOと関係企業から発表されました。
 川崎臨海部では今も大量の水素(家庭用電力に換算すると87万世帯分/時間)を産業利用しています。またこのエリアは首都圏1都7県の家庭用電力使用量に相当するエネルギーを発電している供給基地です。ここが化石燃料から水素等に転換すると臨海部はカーボンニュートラルなものづくりが出来るエリアになるばかりか、首都圏や我が国全体の脱炭素化に大いに貢献できると考えています。
 この間、全国に先駆けて水素戦略を策定し、様々なリーディングプロジェクトを企業の皆さんと連携して取り組んできた大きな成果の一つです。
 これからも日本のカーボンニュートラル化を川崎市から牽引していきます。
 
【京急川崎駅に10,000人規模のアリーナシティ!!!】
2023-03-03
DeNAが京急電鉄とタッグを組んで「川崎新!アリーナシティ・プロジェクト」の始動を発表しました。
バスケットボールのブレイブサンダースの経営権が東芝からDeNAに移った際に、川崎ブレイブサンダースの元沢社長が10,000人規模のアリーナの建設を目指すと言われました。あれから5年、ついにこの日を迎えました。
そして5年後の2028年の10月には新しい革新的なアリーナでシーズンを迎えることになります。
市も川崎駅周辺全体を変えてきている中、平成27年に「京急川崎駅周辺まちづくり方針」を示して関係者と調整を進めてきました。ぜひ世界をびっくりさせ、憧れられるアリーナシティを期待しています。
もちろんバスケットだけでなく、音楽ライブやe-sports、ブレイキンほか若者文化など川崎らしい複合エンターテイメント施設へ、そしてホテルや飲食施設なども予定されるということで夢が広がります!
私も、DeNAの南場会長が会見で言われた「川崎から世界へ、世界から川崎へ」を是非、地元の皆さんと一緒につくりあげていきたいです。 
詳しくはこちらのDeNAのサイトから→ https://kawasaki-arena-city.dena.com/
 
【馬絹の花桃が川崎の春を告げます】
2023-03-02
 先日、毎年恒例のJAセレサ川崎花卉部・馬絹支部の皆さんが銘産「馬絹の花桃」を市役所に届けて下さいました。
 この日を境に私は春の訪れを感じています。宮前区の馬絹地区では江戸時代から江戸に最も近い生産地として花が栽培され、今もいけばなの花材として全国的に有名です。
 特に「しおり」という、花を落とさずに桃や梅、桜などの枝を折らずに束ねる技術は馬絹地区で古くから続く伝統的な束ね方で全国にその名を轟かせています。
 今年も品評会で農林水産大臣賞はじめ各賞に輝いています。馬絹の花桃や中原区のパンジーなど意外と思われるかも知れませんが川崎市では都市部にあっても素晴らしい花卉が栽培されているのです。
 来年の市制100周年には、市内各地で馬絹の花桃で桃の節句をお祝いしたいですね。
 
【今日から川崎市初の連節BRTバスが走ります】
2023-03-01
 
 本日、3月1日から臨港バスによる川崎駅から臨海部までのBRT(バス高速輸送システム )の運行が開始しました。
 多くの人々が働く川崎臨海部へのアクセスは川崎駅からのバス利用が多く、バス車内や駅前広場の混雑が課題となっていて、これまで臨港バスと調整を進めてきましたが、今回の連節バスの導入によって課題の解消だけでなくCO2排出量の削減も期待されます。
 コロナの影響を強く受け、バス事業が厳しい環境下でもこの取組みを進めて頂いた臨港バスに本当に感謝です。更に、運行路線のほぼ全線にバス専用・優先レーンが整備されているため、停留所を絞って特快・快速運転を行うことと、PTPS(公共車両優先システム)というシステムを使って通過する信号をコントロールするものを組み合わせることで速達性も向上します。
 安全で、速く、快適に皆さんを運んでくれることを願っています。(写真は先日の出発式より)